エビふりゃー食べにいこみゃーか
ドラゴンズのマジックが「4」になった。
プリンセス・テンコーのマジックのように消滅すればいいのだが、
油性マジックの如く、なかなか消えない。
ドラゴンズ側には敵に回したくない人がいる。
荒木でも井端でも福留でもウッズでも谷繁でも落合でもない。
山本正之って人だ。
この山本正之って人は・・・
中日が優勝しそうになる度に歌詞を替えてリリースされる
中日の応援歌「燃えよドラゴンズ」の作者だ。
「タイムボカンシリーズ」の主題歌・挿入歌を手がけた人と言った方が
判って貰えるかも知れない。
「ひらけ!チューリップ(歌:間寛平)」「うぐいすだにミュージックホール(歌:笑福亭鶴光)」
も彼の作品である。
マイナーキーで軍歌調、擬声語や語呂合わせの多いナンセンスな歌詞、
素人っぽいバックコーラス、こぶしを効かせた歌声・・・
彼が醸し出す独特な世界を、ファンは「山本節」と呼ぶ。
実は、おいらも「山本節」にハマったひとりで
ドラゴンズの試合を見る時には、テレビの音量を絞って
彼の作品「ナゴヤはええよ、やっとかめ(歌:つボイノリオ)」を聞いている。
♪私たち名古屋人が怒ったらよ
新幹線を名古屋で止めてまうでよ
あまりにも自虐的なナゴヤ賛歌である。
でも、このユーモラスな自虐性こそが、
逆にナゴヤへの興味と親近感を増幅してくれるのだ。
♪ゴー!ゴー!なーごやー 未来の首都なーごやー
待ってりゃあよ 見てりゃあよ 天下を取るがねー♪
「山本節」で盛り上がっているドラゴンズファンを
ちょっぴり羨ましく思えたりもする。
関連記事