2006年09月27日

大霊界という希望

大霊界という希望

俳優の丹波哲郎さんが亡くなった。

人が亡くなる、という話題は心が痛むし、
誰もに襲い掛かるであろう「死」への恐怖を
改めて思い出したりするものだが、
丹波さんの逝去を伝えるテレビ番組が、どれも
「丹波さんは今頃、本当の大霊界をどう感じているでしょう」
と締められていたのが救いだった。

丹波哲郎さんが「霊界の宣伝マン」を自称するようになった頃、
またおかしな事を始めたものだ・・・と思ったのだけど、
実はウチの両親も、60歳を過ぎてから
突然「四国八十八箇所巡礼」を始めていたのだった。

当時は「歳を取ると信仰心が出てくるものなんだなぁ・・・」
と軽く考えていた。

でも最近になって、この「神や仏に近づこうとする」事って
とてもいい事なんじゃないか、と思うようになった。

人は誰でも20年先、30年先の希望を持っていたいものである。
たとえ何が起こっても希望を捨てない方が良いに決まっている。
周囲の人たちが次々と旅立っていくようになり、
恐怖に襲われるようになっても
恐怖の先に「希望」を見出そうとしているのだ。

丹波さんは「大霊界」に行く事すら、楽しみの1つにしていたという。
丹波さんの訃報に「悲しみ」以外のものを感じる事ができたのは
そこに「希望」があったからだと思う。

「希望」を持つという事は「若者だけの特権」ではなかったのだ。
今になって、丹波さんから大切な事を教わったような気がする。


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丹波哲郎さんと江原啓之さんは7年来の付き合いで、
マスコミからの取材に
丹波さんの霊がこの日の通夜にやってきたと発言。

スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんは、
ナン...
江原啓之と丹波哲郎【江原 啓之のスピリチュアルな世界 @水晶とオーラを語る】at 2006年10月01日 18:30
この記事へのコメント
小4生のとき、父の書斎に黙って入って(大笑)見つけた本がある。
わからない漢字は辞書をひきひき結局そのときは意味もわからず・・・

で、中1生で今度は兄の部屋で見つけた同じ本。

前総理小泉氏がとりあげていた一冊でもあった。。

折りしも近日、桜坂劇場で上映されます「砂の器」(故丹波氏主演)。
ちょうど両親と「観に行ってみようか」と話した数日後の訃報に 
母は、自宅にあるそのVIDEOに見入ってました。
Posted by mico at 2006年09月27日 15:34
>micoさん

ちょうど先週の日曜日に、
「砂の器」の舞台となった(犯人の出身地だったかと・・・)
「亀嵩(かめだけ)」って街に行ってきました。
のどかないい町でしたが、
そばが名物で、米子に住んでいた弟は通っていたらしいです。
Posted by ありんくりん at 2006年09月27日 23:51
 
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