2006年12月21日

日本一のクリスマス男8

日本一のクリスマス男8

フィル・スペクターのクリスマス・アルバム。
フィル・スペクターってヒトは歌い手さんじゃなくて
プロデューサーとして有名なヒト。
だから歌っているのはスペクター作品を歌っているミュージシャン達。
最近では小室だのつんくだの、プロデューサーに脚光が当っているけど、
1960年代、プロデューサーの仕事を世に知らしめたヒトだ。

「音の壁」と呼ばれる分厚い音がスペクター・サウンドの真髄で
各楽器を大勢に同時演奏させたうえ、
更にそれを多重録音して、エコーを加えて分厚い音の壁を作っていたらしい。

かの大滝師匠が師と仰いでいるし、
佐野元春は「SOMEDAY」で、
ブルース・スプリングス・ティーンは「Hungry Heart」で
スペクター・サウンドの再現を試みている。

このアルバムも分厚い音の壁が
クリスマス・ソングをより重厚に聞かせてくれている。
代表曲の「BABY PLEASE COME HOME」は
確か映画「グレムリン」の冒頭でも使われていた。
「ロサンゼルスの雪景色」というありえない風景のBGMとして流されていたから
印象に残ってるってヒトがいるかも・・・。

また最近ではマライヤ・キャリーの「恋人達のクリスマス」の中に
このアルバムで使われている手法がたくさん取り入れられていた。

このアルバムもクリスマスには欠かせない名盤になってるなぁ・・・。
1963年の作品なんだけど。


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Posted by ありんくりん at 00:00│Comments(4)わったーレコード棚
この記事へのコメント
ありんくりんさん!
フィル・スペクター!このお方こそ、あの「Roots」に何度も何度も登場した名前です(^^)
あ、すみません、話題かなり外しましたが・・やはりあの番組が 好きだった〜
Posted by mico at 2006年12月21日 20:18
>micoさん

「Roots」恐るべし・・・
日本のCD市場にフィル・スペクターって少ないんですよねぇ。
Posted by ありんくりん at 2006年12月24日 16:19
ありんくりんさん

来年はRoots担当者さんにでも会いにいきたいと思ってます!

さて、夏以降、イーチ・オータキ氏の記事でご縁ができたことは言うまでもありませんが、このたびブログを閉めることとなりまして・・(T-T)(^o^)
いろいろとありがとうございました。
また再開するのでそのときは足を運んでくださいね?
あー・・・こちらへは 無論あそびに来させて頂きます!!

学生時代、ラジオにはまったルーツを共感できる ありんくりんさんですから。

話す「間」は 古典落語から(^-^) 音の楽しみは「フィル・スペクター」から、そして、やはり イーチ・オータキ氏から 人生の??BGMを、です。
Posted by mico at 2006年12月24日 21:01
>micoさん

いやぁ、嬉しいですね。
「フィル・スペクター」に反応してくださって。
ルーツを共感できるヒトって、少ないですからね。
これ、ブログやってて嬉しい事の1つですよ。
Posted by ありんくりん at 2006年12月27日 23:46
 
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