2007年01月05日

新春ドラマスペシャル

久しぶりにいいドラマを見せてもらった。
フジテレビ系の新春ドラマスペシャル「佐賀のがばいばあちゃん」だ。

新春ドラマスペシャル

原作の島田洋七氏が6歳~18歳の間面倒を見てもらった
佐賀の「ばあちゃん」の話なのだが、
がばい」は沖縄で言うところの「デージ」に当たるらしい。
(岡山では「ぼっけえ」だ。)

この「ばあちゃん」、人生から学んだ独自の哲学を持ち
その哲学に忠実に生きている。
成績の悪かった学生時代の洋七氏を
「(通知表の数字が)1や2ばかりでも足したら5よ。人生は”総合力”ばい」
「学校の教科書はわかっても、実社会の教科書がわからんと意味が無い」
と励ます。

目先の事にこだわらない、「ばあちゃん」のたくましさよ。
大人物には「師匠」がいるものだが、洋七氏の「師匠」はのたくましさだったか。

ドラマは「プロ野球選手になりたい」という夢を追いかけるため
スポーツ特待生として広島の高校に進学する洋七氏が
「ばあちゃん」と別れるシーンで幕を下ろす・・・と見せかけておいて
数年後、野球をきっぱりと諦め
駆け落ちして彼女と「ばあちゃん宅」に転がり込むシーンで終わる。
「お涙頂戴」のあとドタバタで終わる、よしもと新喜劇のようなエンディングも良かった。

実際、「ばあちゃん」は洋七氏と彼女を受け入れ、応援するのだが
若いが故の安直な行動さえも「ばあちゃん」は理解してたんだろうなぁ。

そんな洋七氏が、人生の半ばになって
この「ばあちゃん」のことを書きたくなった気持ちもよくわかる。
おいらも今頃になって、昔まわりの人から言われていた事が実感できるようになったのだ。

・・・てな訳で、子育てに苦労しておられる皆さん、
あなたの気持ちは必ずお子さんに届きますよ。
若さに任せて突っ走る時が終わった頃、必ず・・・。


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Posted by ありんくりん at 00:44│Comments(0)ビバ昭和!
 
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